新築後15年目のシロアリ被害
新築15年目のシロアリ被害
先日伺ったお客様宅が新築して15年目でシロアリ被害が発生していました、被害に気付いたのはたまたま外壁塗装のついでにシロアリ調査もしようという事で当社ぬい調査依頼があり、外蟻道というシロアリの道を発見したのがきっかけでした。
画像をご覧いただけるとお分かりかと思いますが、これが外蟻道というシロアリが建物に入ってくる際に作る通路みたいなものです、シロアリは昆虫のように硬い殻で覆われていないので、乾燥や直射日光などに弱いのでこの様な蟻道を作ってお家の中に侵入してきます。
え!これシロアリなの!?
調査に伺って建物の外周を確認していると写真の蟻道があり「これシロアリですよ」と報告すると、お客様と建築会社さんに囲まれ「え!これシロアリ?」「嘘だ~まだ新築15年目だよ」という疑いの眼差しが痛いほど刺さりましたが、蟻道を崩してみると地面から建物に忙しく行き来しているシロアリが確認できました、その状況を見たお客様と建築会社さんもビックリした様子でどの程度の被害になっているのか心配そうでした。
調査の結果。
床下などもくまなく調査した結果、外蟻道が1本と外蟻道に近い箇所で床下にも蟻道が1本上がっていました、床下はベタ基礎だったんですがチョットした隙間から床下にも侵入していました、断熱材などがぎっしり入っているので確認できる範囲では大した被害ではなさそうな感じではありましたが、お客様から「まだ新築15年目だしどの程度の被害があるのかしっかり確認してほしい」というご希望もあり、被害個所付近の内装を解体して確認することになりました。
最終的には。
被害個所付近の内装を解体すると、シロアリの被害が軽微ではありましたが5メートル程続いていて、補強などの必要はなかったのですが解体した壁内を防蟻処理させていただきました、補修は解体した個所だけクロスが新しくなるのは見た目が悪いので切のいいところまでクロスの張替えをするという事になり、詳しい話は聞いておりませんが結構な金額になったのではないかと推測されます。
皆様にお伝えしたいこと。
私共より皆様にお伝えしたいのは、シロアリの被害は軽視してはいけませんよ!という事です、最近のお家はユニットバスのベタ基礎だからシロアリは大丈夫ですよ!という話を聞くことも多いかと思いますが、そんな事はありません。実際にベタ基礎のお家でもシロアリ被害は発生します、1級建築士の方でもシロアリ被害に気付かない方もいらっしゃいますので、定期的にプロに点検していただくことをお勧めします。
これからの時期ははシロアリの活動も活発になり羽蟻も発生する時期になります、シロアリ工事をどこに頼んだらいいか迷っている方や、ホウ酸のシロアリ対策をもっと詳しく知りたい方は、お気軽に当社にお問い合わせください。
「シロアリの事で聞きたいんだけど筒浦さんいる?」ってお問い合せ下さいね。